子育てパパの成長日記

8歳の一人息子の子育てをしながら、日々気付いたことを書いていく日記です。脳梗塞を経験して、今は仕事と自宅の往復の中で無趣味の僕が楽しいことを見つけようとしています。

転職経験7回の僕の体験話その6

新しく4社目の仕事が始まった。

初めの数日間は研修だった。
メーカーと言っても、取り扱っている商品は医療機器。
体の仕組みや器官の名前、骨の名前、そこに使われる当社の商品などの説明があり、最後にテストもあった。久しぶり真剣に勉強をしたなぁ。

研修も終わり、営業所に配属された。

車で顧客のところへの挨拶回りから始まる。
お客さんは当然病院だ。

もちろん営業経験済みだから1件ずつ周り、担当者や何の商品を使っているかとか、注意点などを細かくメモして回った。同行してくれた先輩は感心してくれた。「お前、慣れてるな。挨拶から会話まで卒なくこなすから、俺の上司かと間違えられてるじゃないか。」

確かに一緒に回ってくれた先輩は5歳年上だったが、見た目が若く見える。お客さんは僕と一緒にいると僕の方が上司に見えるようだ。数ヶ月経って、先輩と一緒に商談の同行をした時に、先生は先輩よりも僕の方を見て話ばかりする。まだ知識も浅い僕は説明は先輩に話を振り、価格の交渉はそれらしいことを言って、あとは大きくうんうんと先生の話をさも分かりますよ的な感じで聞いて、購入して頂くことを決断させてしまった。

雰囲気って大事なのね。オドオドせずにドーンと構えておくことで、お客様に安心感をを与えて買って頂く。先輩からも喜ばれた。まあ、先輩がよく説明してくれたからなんだけどね。僕は悩んでいる先生の背中を押しただけ。

そんな先輩との同行期間の半年の間に手術機材の搬入で色んなオペに何十回と立ち会わせてもらいいろんな手術を目の前で見てきた。やっぱり医者って凄いなぁと改めて実感した。よくテレビで見るカメラで体の中を写しながら手術を進めていって、これが血管だとかこれが神経だとか、病巣がこれでどうやって取り除くかとかが分かっていて、いくら僕が見ても血と肉にしか見えないものを部分的に取り除いて行く。目の前で見ているからこそ医者って尊敬できると言えるね。

テレビで見たことのあるスーパードクターと言われる人のオペも見たことがある。研修医より近い先生のすぐそばの特等席でね。ありゃ神業ですね。凄いと感動したことを覚えている。

そんな経験をしながらも、毎日会社で商品を触ってみて、パンフレットをたくさん読んで知識を増やして行った。半年の先輩との同行期間が過ぎていよいよ自分の担当を一人で回るようになった。

営業所に来てから気になっていたのが、みんなの退社時間。早い人で8時くらい遅い人は終電を気にしながら仕事をしている。チョット心配だった。

自分で今日営業で回るルートをホワイトボードに書き込む。⚪️⚪️病院➡︎▲▲病院➡︎◻️◻️医院➡︎…1日に5件〜10件回る。大体お昼を食べる時間はほとんどない。外を回っている間にも電話はかかってきて、「今、患者さんを検査中なんだけれど、機械が動かなくなった。」とか緊急の要件も多い。「患者さんを麻酔しているから早く来て」なんて言われると、営業ルートをすっ飛ばしてその病院へ向かう。パトカーのサイレンが欲しい位だった。

そんなトラブルがあると営業で回るルートの最後の方は大抵1〜2件は回れなくなってしまう。昼間は消耗品の配達だから、看護師さんや資材課の人に配達して終わりなのだが、ドクターと待ち合わせをするのは診療時間後がほとんどなので午後6〜7時が商談の時間になることが多い。商談が終わって営業所に帰ってくるともう7〜8時頃になる。そこから見積書や提案書を作成して、明日の機材の準備をして、日報を書いてとやっていたらもう9〜11時頃になってしまう。

体はクタクタだ。腰も痛い。こんな日々が続いていたが張り切ってやっていた。疲れた体を癒すために土日にはマッサージに行った。マッサージがこんなに気持ちいいと感じたのはこの時が初めてだった。

こんな感じで1年が過ぎた。

続く。